その昔、ナウパカと呼ばれる美しいプリンセスが住んでいました。
ある日のこと、村の人々が悲しげな表情のナウパカを見たことを彼女の両親に伝えました。心配した両親は、ナウパカになぜ悲しそうなのかを尋ねました。
「カウイと言う人に恋をしたの・・・」と告白したものの、ナウパカは王女であり、プリンセス。相手のカウイは普通の青年でした。
今でいう格差のある恋だったのです。
身分を超えた結婚は固く禁じられていたため、ナウパカとカウイは、二人が結ばれるため高名なカフナに相談しました。
カフナは「二人でこのヘイアウ(神殿)で神様に祈りなさい」と告げます。
言われたとおり二人が祈りを始めると雨が降り始めました。
すると、ナウパカは耳に挿していた花を半分に分けて、半分をカウイに渡してこう言いました。
「神様は、私たちが一緒になることをお許しにならなかったわ。私がこの山辺で暮らしている間、あなたは海辺で暮らしてください」
次の日から、周辺の植物は半分だけの形の花をつけるようになったそうです。
山に咲くものを、マウンテン・ナウパカ、海側に咲くものはビーチ・ナウパカと言い、この二つを組み合わせると二人の魂に導かれて恋は成就するとされています。
もし、ハワイでこの花に出会ったら、二人が結ばれるように、組み合わせてください。